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【書評】日本人漂流記(上)川合彦充

  江戸時代に海で遭難し漂流の憂き目に遭い、主に海外に流れ着いた日本人の記録を集めたもの。これを読むと日本人漂流しスギィ! ってくらいに漂流していて驚かされる。それでも陸路でものを運ぶよりは海運した方がはるかに効率が良いのだろう。

 リスクを負いながらも効率的な交通を選ぶという点では現代の自動車と交通事故の関係にも通じるものがある。

 それにしても漂流者は太平洋やオホーツク海や日本海などの大海原を当てもなく漂い、その日数は数ヶ月や、長いと一年以上、最長記録は実に484日で、これは世界最長記録だという。

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闇へのご案内~すすきの黒服、客引き体験録5

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 第1話↑

 

 ここのところ多忙で前回の更新から間が空いてしまった。何を書いたのかも細かくは覚えていないので既出の事項を繰り返すかもしれないがその点ご了承いただきたい。

 ミキは腰の辺りまで伸びた黒髪の、当時確か19か二十歳だったと思うが若い女であった。容貌はまあ、少なくとも珍獣パークマリオネットのキャスト勢と比べると遙かに優れていた。世間一般的には中くらいといったところだろう。営業中はおれや石井と同じボーイ用の制服を着ていた。ボーイ長以上の役職者は自前のスーツを許されていたのである。

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ポプテピに見るオタクとサブカルの融合

 先般Twitter上でポプテピピックと電気グルーヴのクソコラが流行し、それに石野卓球氏が反応したばかりかついに公式でポプテピ×電グルのコラボTシャツが売り出されるに至ったのは周知の通りである。

 これは実に、他で例えるなら出雲国造千家国麿氏と皇室の典子女王とのご成婚にも匹敵するような歴史的事象であると思える。いや、もしかするとベルリンの壁崩壊と比べても遜色ないと言っても過言では無いかもしれない。現代オタク界の最先鋭とも言えるポプテピと、サブカル界の重鎮電グルとの歴史的邂逅である。

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カップ焼きそばの作り方・夢枕獏「陰陽師」風にやってみた

 ほろほろと、酒を飲んでいる。
 安倍晴明の屋敷の簀子の上である。
 どこからか梅の香りが風に溶け、ここまで漂ってきている。
「なあ、晴明よ」
 源博雅が庭を眺めながら言った。

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【書評】宮本常一「海に生きる人びと」

宮本常一先生の「海に生きる人びと」を読了。もはや民俗学の枠を軽く飛び越え、「生活史学」「民衆生活学」とでも呼ぶべき域に達している。

瀬戸内海周辺をメインとした海人(アマ)の歴史について微に入り細に入りよくもまあ調べたものだと関心する。藻塩を焼くという事業、家船(えぶね)の発展とその推移、水主(かこ)として領主に徴用されたり、商業船へと転じていく過程。流浪の民である海人がいかにして定住するようになったか。朝鮮との密接な関係。倭寇。

こういったことが淡々と述べられている様はまさに学者の文章と言った趣で、「忘れられた日本人」のエッセイ感とは一線を画している。

稲作農耕民を「常民」として、その他を軽視した柳田民俗学では達し得なかったもうひとつの日本の民衆史がここにある。民俗学は定住民のみで語られるものではなく、ダイナミックな移動を伴った海民を無視しては通れないものだとわかった。

電子書籍もあるので気になっている方は是非お手にとっていただきたい一書である。

 

海に生きる人びと (河出文庫)

海に生きる人びと (河出文庫)

  • 作者: 宮本常一
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/07/04
  • メディア: 文庫