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雪見酒(feat.淡波亮作)リリース

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去る5月10日にニューシングル『雪見酒(feat.淡波亮作)』をリリースしました。

 


雪見酒(feat.淡波亮作)ショートver./竹中越前守樫家

 

コンセプト

コンセプトはズバリ「ヒップホップ×演歌」です。ヒップホップも演歌も好きなのでこれは混ぜるしかないだろうと。「破壊と融合なくして創造なし」と人間椅子のワジーも言っておられます。

 

リリック(歌詞)について 

別に私小説というわけではありませんw創作です。

ラップパートはどちらかというと演歌よりはさだまさしさんの影響が強いと思います。1コーラス目で「ガラケー」と言い2コーラス目で「スマホ」と言って時間の経過を暗示する文学的手法なんかはさださんを聴いていたからこそ出来たものです。

韻の踏み方についてはかなり上手いのではないかと自画自賛しておりますので是非そこも注目していただきたい。→歌詞

一方でフック(サビ)部分は如何にも演歌な感じです。

 

サビメロについて

テーマは「16ビート」w

フォークもそうですが演歌もメロディは16ビートが基調という曲が多い。わけてもかっこいいなと思ったのが細川たかし氏の「望郷じょんから」。

16分音符を強調しつつ前半と後半で緩急をつけた秀逸なメロディになったかと思います。

今の日本人が16ビートを歌うのが苦手なのは演歌やフォークを聴かなくなったから?

安室奈美恵さんや宇多田ヒカルさんが人気なのに、そのルーツであるブラックミュージックに遡るということをしないのでしょうか。

 

アレンジ・使用音源

ドラム

当初はドラムループを使っていましたが後述の理由により打ち込みに変更。サンプラーはBatteryで、サンプルはBattery付属ライブラリと、NIの別売りライブラリだったと思います。スネアとサイドスティックの音を混ぜた上でトランジェントをいじったりしています。

 

ベース

特になんの変哲も無いw

NIのKOMPLETEのScarbee MM Bassで淡々と鳴らしております。

 

アコギストローク

これもKOMPLETEのSession Guitarist Strummed Acousticを使っております。自分でパターン指定は出来ませんがコード入力すれば内蔵パターンでジャカジャカやってくれます。勿論テンポに同期します。アコギストラム音源ではリアルさはピカイチではないでしょうか。

ただちょっとアタックが弱い気がする。アコギストラムはオケに混ぜたときに聞こえるのってアタックなわけですけど、そのジャキジャキ感が弱い。その点はprominyのHumming birdの方に軍配が上がりますがハミバーはきれいすぎるので本作には相応しくない。なのでこちらを使いました。

 

ナイロンギター

クラシックギター(クラギ)とも言われてるやつですね。演歌の哀愁の演出には欠かせません。必殺仕事人の例の有名な曲でも活躍してます。仕事人は西部劇の影響が強いんだなあと思います。

本作でもところどころでオブリガード的に出てきます。

音源はNylon Guitar — Ilya Efimov Production

です。ナイロンギター音源としてはこれが最高峰ではないでしょうか。適当に弾いてるだけでもそれっぽくなります。

 

ディストーションリードギター

吉幾三氏の「雪國」や「酒よ」でツインのリードギターが使われているので演歌と言えばツインギターというイメージがあります。マーティー・フリードマン氏も「演歌はメタルだ」って言ってますしね。

音源は泣く子も黙るProminy V-METAL 

日本が、そして北海道が誇るProminyの最強エレキギター音源!

アンシミュ(アンプシミュレーター)はNIのGuitar Rig。

泣きのチョーキングもばっちりきまってますw

 

尺八

IMPACT SOUNDWORKSのVENTUS ETHNIC WINDS - SHAKUHACHI

海外デベロッパーですがかなり優れた音源になっています。

尺八音源と言えばsonica instrumentsのSHAKUHACHIが最高峰かと思いますがその3分の1くらいの価格なのでコスパが良い。日本人としてはsonicaさんのを使いたいところですが…高嶺の花です。

 

その他

ストリングスはNIのSession strings pro、エレピはLounge Lizard Session4です。サビの前にビブラスラップの音が入っています。

 

こうして見てみるとNative instrumentsのKOMPLETEというかKONTAKT音源様様ですね。サードパーティ製ライブラリも含めてKONTAKT音源ばっかりw

 

以上のようにオール打ち込みです。アコギあたりは生楽器だと思ってた人もいるかな? 

 

ミックス

ラップのリバーブ。普通こんなにラップにリバーブかけないでしょう。しかも中低域を削って高域を強調しています。まず他ではやらない。しかしこれによって冬の張り詰めた空気感を表現しました。ミックスやマスタリングはクリエイティブな作業じゃないから時間をかけたくないなどとのたまうDTMerはクリエイティブじゃないと思います。リバーブはRC48を使用。

 

そしてラップのEQですが、ぼくは今まで大いなる勘違いをしていました。ハイミッド、1000~2000hzくらいを削ればいいと思っていたのです。だってその辺削ればハイファイになったかのように聞こえるんだもん・・・

愛用しているEQのScheps73に1600hzの目盛りがあるのが悪い。

 

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しかしこれが誤りでした。その辺は残し、むしろ場合によってはブーストすべきだったのです。削るべきは500~700くらいのローミッド(もちろんローカットはする)。

この辺に今回気づけました。

 

低域に関してはベースは100hzくらいから下をカットしてかつゲインもそんなに上げていない。その分キックがよく聞こえるようになりヒップホップっぽくなりました。クラブ系は総じてベースよりキックなんですよね。しかしこの辺は悩みどころです。ぼくはウェッサイ畑のヒップホッパー。DR.Dreの曲はベースもブリブリ鳴っているのです。

 

最近はマスタリングでKRAMER Master tapeやAbbey road vinylを使うのが定番になりつつあります。特に後者はマスターに挿すだけで幸せになれます。

 

配信業者をLANDRへ

今まではTunecoreを使っていましたが、配信料としてアルバム約5000円、シングル約1500円。これを毎年更新しなければならない。曲数が増えていくと赤字経営の当方としては厳しいものがある。そこで4800円で無制限配信可能なLANDRに切り替えることにしました。

淡波さんも移行したのですが割とトラブルが多かったようです。

当方は「タイトルにフィーチャリングアーティスト名を入れるな」と言われたぐらいでした。その代わりにそれを記載する項目が別途ある。これはTunecoreでも同じ。実際配信されるとタイトルに「(feat.淡波亮作)」と付くストアもあれば付かないのもあり、ストアによるようです。iTunesやGoogle、Amazonといった主要ストアでは付きましたがSpotifyでは付きませんでした。

 

またLANDRはループ素材に厳しいと言います。ループ素材を使っているとケチをつけられ「これお前が買ったやつなの? 証拠見せて」と聞かれるそうです。めんどくさいんでドラムループは使わず打ち込みにしました。

 

まだはじめたばかりなのでなんとも言えませんが今のところ他に特にトラブルはありません。懸念材料としてはタイトルに英語と日本語が混じったら駄目だとか、タイトルが英語でアーティスト名が日本語だと駄目だとか言われていますので、それが気がかりです。

 

淡波亮作 

音楽革命」でもゲストボーカルとして参加してくれた千葉県が誇る孤高のマルチアーティスト。小説家としてKindleに多数著作があり、CGアーティストとしても名高い。

「雪見酒」でも最高にドープでソウルフルな歌声を披露してくれました。

UKロック畑の氏に演歌を打診するというのもちょっとしたチャレンジでしたが、結果見事なまでに演歌。こぶしやうなりはもとより「音もなく」の部分で独自解釈による「タメ」を入れてくれたのが最高にクールです。作曲した身としては書いた通りにそのまま歌われても面白くない。ボカロをやってるわけじゃないので(逆にボカロはなんで書いたとおりに歌わないんだってなることが多い)。

基本一匹狼な創作活動ですが、人とのコラボは偉大だと思います。それぞれの得意な分野を持ち寄ってひとつの作品に結実する。「フレンズによって得意なことは違うからへーきへーき」とサーバル氏も言っておられましたが多様性の醍醐味はそういうところにあるわけです。

そんな淡波氏もアルバムを出しましたのでよろしくお願いします→

artist.landr.com

氏のTwitter

twitter.com

 

「雪見酒」の配信先はこちらからどうぞ

http://pirika-records.com/yukimizake.html

pirika-records.com